top of page
竹が繋ぐ、私たちの居場所。
~未来を紡ぐ、バンブーにサンキュー~
放置竹林のフィールドワークを通じて、これまで関りのなかった人たちと”繋がり”ができた。
農村部で暮らしている人々や、社会で活躍する大人の人たち。
こうした”繋がり”のおかげで、私たちは一歩前に進むことができた。
竹は成長速度が速い。1年で8メートルもの大きさになり、
誰かが整備しなければ竹林は拡がっていくばかり。
そこで必要なのは、継続的に整備ができる人材。しかしその確保はとても難しい。
その上、ずっと整備担ってくれていた人々の高齢化が進み、後任者もいない現状。
その為に竹林による被害が増加していて「放置竹林問題」が深刻になってきている。
ただ、「放置竹林問題」と言っているけれど、竹はかつて、私たちの生活に欠かせない資源だった。様々な日用品に加工されたり、竹炭は大切なエネルギー資源だった。
しかし、時代の変化と共に忘れられていき、結果的に「放置竹林」になってしまい
問題を引き起こしてしまっている可哀想な状況なのである。
現代の社会では、竹と私たちの関りを以前のような形にするのは難しいだろう。
しかし時代に合わせた新しい”繋がり”を創造することはできるのではないかと考えた。
これが机上の空論にならないように、最後までやり遂げたい。
竹PROJECTを動かすことは「私たちの居場所」を守っていく、
そして作っていく事だと思う。
そして自分たちの代で終わらせる事のないよう、竹林問題とこれからも継続的に向き合っていけるよう、将来世代に繋げていきたい。
新しい“繋がり”をくれた竹に感謝しよう。
bottom of page